2016/01/22放送 精神科病院の歯科医療(2)

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おはようございます

みなさん前回のお話を聞いて、歯磨きを見直しましたか?
私はデンタルフロス(歯と歯の間を磨く紐)も買っちゃいましたよ

しっかり磨くと翌朝の口の中が気持ちよくて、目覚めが爽やか。
ここ最近、急激に寒くなったので歯磨きの時間、洗面台が寒く憂鬱…と感じているかもしれませんが、今日のお話を聞くとそんな気持ちもおさらばしちゃうと思います

と言う事で、

本日も前回に引き続き五色台病院で歯科医師をなさっております、村田裕美(むらた ひろみ)先生がゲスト。

今回は、「歯周病」のお話に加え、歯の健康と全身疾患との繋がりについてお伺いします

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放送内容を、YouTubeで聴くことができます(^^)
ココロに効くラジオ 本日も晴天ナリ 2016_01_22
http://www.youtube.com/watch?v=a5gpVAKK6Cc

 

Q:歯周病ってどんな病気?
A:一言でいうと顎の骨が溶ける病気です。ちょっと怖い言い方になってしまいましたが、歯っていうのは顎の骨に植わっているんです。歯の頭の部分と根の部分があるんですが、根の部分を顎骨が支えている事によって歯というのは、しっかりと堅いものも噛む事ができるんです。そして、歯周病というのは、お口の中の細菌の感染症なんです。


Q:お口の中って、そんなにたくさん細菌がいるんですか?
A:はい。体の中でも、最も菌が多い部分なんです。そして、その一部が歯周病の菌であったり、虫歯の菌であったりするんです。歯周病の菌が歯と歯茎の境目の部分に付着してそこに感染する事から始まるんです。

菌に感染しますと、生体防御といって体が菌を追い出そうとして免疫反応を起こすんです。そういった状態が続くと慢性の炎症状態がずっと歯茎のあたりで続くんですけども、それを長い間放置しておくと、最初は歯茎だけに留まっていたものが骨にまでおよぶようになるんです。その歯茎までで炎症が留まった状態を『歯肉炎』といいます。よく見られる症状は、【血が出る】といった歯肉炎の状態でブラッシング(歯磨)で治る事が多いんですが、それに気付かず放置していますと炎症が骨にまでおよびます。


Q:歯肉炎に気付かない事もあるんですか?
A:自覚症状に乏しいのが歯肉炎の特長なんです。血が出ていても、そこまで重篤な状態だとは思わなかったりしますよね。「なんとなく歯茎に違和感はあるけれど…」「血がでているけど…、まっいいか。」で何年も過ごしますと、そのまま感染も進みますし炎症状態も続くしで、徐々にですけど顎の骨が溶けていくんです。


Q:どういう風に防げばいいんですか?
A:原因が口腔内の歯周病菌なので、感染する機会をいかに防ぐかが大切になります。
それには、歯磨きです!!一番の治療法であり予防法です。

 

歯周病や歯肉炎。よくテレビのCMなどでも耳にする言葉ですが、実際の所を知らないままでした
みなさんはいかがですか?

こうして、お話を伺うと日頃の歯磨がいかに大切なのかが分かりますよね。

さらに、歯の炎症は歯だけに留まらず全身疾患をも引き起こすらしいですよ〜。

それは、どういう事なのか引き続きお話を…

 

(村田先生)特に歯周病は、いろんな全身疾患との関与が示唆されています。中でも糖尿病とは相互関係がある事が明らかになっています。香川県は糖尿病罹患率がワースト1・2を行ったり来たりしている県ですので、糖尿病罹患者も多いですし、おそらく歯周病に罹患している方も多いと思います。他には肺炎。お口の中が汚いと咽せからお口の中の菌が肺の中に入り込んで肺炎を起こすということもありますので、特に高齢の方の口腔ケアは大切です。

また、脳梗塞ですとか心筋梗塞にも歯周病の菌が関係していると言う事が分かっています。お口の中も全身の一部なので繋がっているんです。

 

との事…。

今まで、虫歯などを軽視していた事に反省…

みなさんちゃんと歯磨しましょうね

先生のお話では「寝ている間が一番菌が増殖しやすいので、夜の歯磨はじっくり丁寧に磨いて下さい」とおっしゃっていました。

寝ている間は、唾液がすくなくなるので菌が増殖しやすくなるそうです。

また、日中でもお口の中が乾燥するのは良くないので、こまめに水分をとったりガムを噛んだりするのも良いそうですよ。

お仕事をしていると、そういった事が難しい方も多いかもしれませんが。

せめて、口を開けたままにしないとか、マスクをするとかで予防もできそうですよね。

 

その他、先生が歯の治療の大切さを感じたエピソードもお話して下さいました。

 

(村田先生)
歯が抜けたままの状態でお話する事も難しいですよね。そういった方に義歯(入れ歯)を入れるとだんだん人間らしさを取り戻して、車いすだった方が歩けるようになったり。

ですので、口腔機能の回復と言うのも私たちは重要視しています。

「義歯を使わずに」と言うことで歯科受診された方がいるんですが、何度かコミュニケーションを取る事で「義歯を作ってみよう」という事になったんです。そうして入れてみたら、みるみる表情が変わって、義歯をつくるかどうしようか迷っていた時と同じ人とは思えない様な表情の輝きを取り戻し、また、しっかりご飯を食べられるようにもなりました。さらに、すごく無口な方だと思っていたんですが、義歯を入れてお口の機能が回復するとお話をしっかりされるようになり目に見えて変化や効果を感じています。

 

前回に引続き、今回のお話も為になる事ばかりで、今までの価値観が大きく変わる思いがしました。

でも、なんでお口の事って後回しにされやすいんですかね?

こんなに重要な事がいっぱいで、なおかつ歯磨から健康な体を維持する事ができるなんて(全てではありませんが・・・)、お手軽な話でしょ。

もっと声を大にして、たくさんの人に知ってもらいたいですよね

楽しく明るい毎日は歯磨きから

みなさん、がんばりましょうね。

それでは、今日はこのへんで。

今日も皆さんにとって、晴れやかな1日となりますように

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このブログ記事について

このページは、津川 明美が2016年1月22日 09:05に書いたブログ記事です。

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