2016年3月アーカイブ

 おはようございます

いよいよ最後。

最後って思うと胸がいっぱいになり声がうわずりそうになって、こらえるのに必死でした

 

今回も前回に引続き、医療法人社団 五色会 理事長であり、五色台病院の院長をなさっております、佐藤 仁(さとう ひとし)先生にお越し頂き『精神科医療と地域との関わり方について』お伺いしました。

放送内容を、YouTubeで聴くことができます(^^)
ココロに効くラジオ 本日も晴天ナリ 2016_03_25

http://www.youtube.com/watch?v=H21kCP98nYM


五色台病院さんは、この番組でもお伝えして来た通りカフェプルミエに始まり、釜焼きキャンプや夏祭りなどなど様々な取組みを通し地域の方々に少しでも精神科について知ってもらおうと取り組んでいらっしゃいます。また、就業支援にも力をいれ本当の社会復帰を目指しています。

そういった取組みから精神科医療についてお話をお伺いできればと今回のお話になりました。

 

それでは、その内容を振返ってまいります。

Q:これまで様々なスタッフの方にお越し頂き、いろんなチャレンジのお話をお伺いしてきました。

スタッフの方々の中には、「先に進みすぎて、置いて行かれそうなんです(笑)」なんていうお声を伺う事もありました。そんな風に新しい取組みを精力的に行っていらっしゃいますが、こういった発想はどこでどんな風に閃くんですか?

A:けっこうマネをしている事が多くて・・・

完璧なマネは条件が違って出来ないんですが、国内外の病院の取組みを観て「ここは取り入れることができるんじゃないかな。」という事がきっかけとなっています。

あるいは、他の業種を観て「これいいな。」と思ったりもします。

一番近い所では、介護施設。また、他の会社の取組みでも参考になる所はあります。

自分がやれる条件なども違いますが、【自分ができる部分で考えてみる】という事をしています。

 

Q:外に向けての発信ということへも積極的になさっていますが、そういった事を行なうことで地域との繋がりはかわりましたか?

A:地域との繋がりでいえば、カフェ プルミエが出来てからは随分変わったと思います。だって、誰でも来ていいわけですからね。病院って病気にならないと来ない場所ですが地元の人達が病院に普通に入ってくるというのは、「こんなにも敷居をさげるものなんだな。このカフェが敷地内にあって本当によかった。」と感じます。もし、離れた所に就労の施設としてあったら、そこに行くだけになりますよね。

それだけでも意味はあるんだけれど、精神科病院をオープンにするという意味では、カフェが敷地内にあってよかったなと思います。

 

(津川)偏見っていろんな所からうまれると思うんですが、小さい頃の周りの大人の発言や対応によって出来ると私は思うんです。小さい頃から車いすを押す事に何の抵抗もなければ、大人になってもそこに対する偏見は生まれにくいだろうし、足の不自由な方手の不自由な方を小さい頃から見ていたら、それが自分と変わりの無い人「そういう人もいるんだ。」という考えになると思うんです。それは、私が今 別のお仕事で子ども達と関わっているなかで、そういった事をすごく感じます。なのでこういった地域と病院との交流というのは、これから未来を背負う子ども達にとってすごく良い環境なんじゃないかな〜と感じます。

 

(佐藤先生)この4月から院内の託児所『オリーブガーデン』もできます。企業内託児所なのでフタッフが利用するんですが、坂出市が地域枠をつくってくれたので地域のお子様がたもみれるようになっています。なので、ぜひとも地元の人がこの託児所を利用して我々と一緒に同じ空気を吸ってすくすくと育って欲しいなと思います。

やはり子どもにはパワーがあります。未来とか希望とかもある。患者さんがリハビリをやっている横で子ども達が元気に遊んでいる。その遊んでいる姿をみるだけで癒される気持ちになる、希望が持てるようになって欲しいなと思っています。

 

(津川)子どもがいるだけで雰囲気はガラッと変わりますから、これから病院の雰囲気がどう変わっていくのか楽しみです。

 

(佐藤)かなり期待しているんだけど(笑)

オリーブガーデンという名前、今大きなオリーブの木を剪定中なんです。

 

Q:今後の展望は?

A:法人の中でまだ弱いなと感じるのは就労の部分なんです。本当に一般のお仕事に行ける道筋というのが、まだ段差が高いのかなと思うので、もう少し段差を色んな角度で工夫し階段を上りやすくしたいです。

その取組みとして、『ドリームワークス』という就労施設を創っていて、そこで今やっているカフェの作業などを職業人として頑張れる場所として、デイ・ナイトの就労のプログラムから今度は職業人としての就労支援へと変わって行けたらと思っています。

 

Q:本当に最後、この3年8ヶ月いかがでしたか?

A:感謝の気持ちでいっぱいです。寂しいですけど別の形でまた新しい取組みを一緒にできたらなと思います。

 

と、ありがたいお言葉を最後に頂きました

院長先生をはじめ五色台病院・そして関係施設のみなさま本当にありがとうございました。

そして、この番組をお聴き下さったリスナーのみなさま、本当にありがとうございました。

 

この番組を通し、精神疾患に関わらず日々生活する中で生まれるちょっとしたつまずきや楽しく過ごすためのヒントをスタッフのみなさまから教えていただきました。

また、1人で悩まない。という事も・・・

いろんな壁があってぶつかった時、必ず助けてくれる人がいる。

決して簡単ではないかもしれないけれど、必ず誰かいる。

だから、「私なんか」と諦めないで一歩踏み出して欲しい

そして、みなさまにとって今日と言う日が少しでも晴れやかになる事を願っています。

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おはようございます

3月は別れの季節
もう卒業式を終えられた方、これから卒業式を迎える方。
お仕事では異動発表があったり…
様々な思いでこの3月を過ごしていることと思います。

 

そして、この番組も次回25日の放送で終了となります。
いろんな方々にこの番組を通じて出会わせていただき、普段なかなか聞けない想いをたくさん伺う事ができました。
私にとって、毎回元気をいただく、そしてゲストの方々の言葉から自分を見つめなおす時間となっていました。

最終月となる3月は医療法人社団 五色会 理事長であり、五色台病院 院長 佐藤 仁(さとう ひとし)先生にお話しをお伺いいたします。

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放送内容を、YouTubeで聴くことができます(^^)
ココロに効くラジオ 本日も晴天ナリ 2016_03_11
http://www.youtube.com/watch?v=R4KnU_HDK8A


それでは、今日の放送内容を…。

(津川)今回と次回の放送でこの番組も最後となりますが、佐藤先生いかがでしたか?

(佐藤先生)あっという間の3年8ヶ月かな。スタッフが出演させて頂いて普通ではあまり経験しないことを体験できたので少し悲しい部分もありますが、満足できるような番組であったかなという風におもっています。


(津川)精神医療に対する見方を少しでもポジティブにしてもらえたらいいな。そして精神疾患というものは、体の病気と変わりがなく単純に心が弱っているんだよ。と言う事をもっと多くの人たちに知ってもらえると、精神疾患に対する理解が広がるんじゃないかなっという思いで始めさせていただいたんです。

そんな想いが少しでも、この番組を通じてリスナーさんに届いていたらいいな。


(佐藤先生)精神疾患に対する敷居をちょっとでも下げる役目が、あるいは最初の時に言ったかもしれないんですが、精神科医療に携わっているスタッフが自分の意見とか現場の想いというものを発信する機会って皆無に等しいんです。

患者さんに伝えることはあるかもしれないけれど、一般の人に向けて何かを話す機会というのはないので、そこを体験できたことがスタッフにとって、今度現場に返ったときのモチベーションとか新たに自分が自分の職場や職業・職業倫理について考え直す機会になったんじゃないかなと思います。


(津川)いろんな分野の方々、調剤をされている方や看護師の方・作業療法士の方それぞれの立場での今の精神医療というのをお話しして下さいました。その中で患者さんの事もそうなんですが、「みなさんが気をつけている事はなんですか?」という問いに対してほぼ皆さんが言われていたのが【笑顔】。自分が笑顔でありたいとおっしゃっていました。


(佐藤先生)実はこんなこと言うとあれなんですが、この病院も15年20年くらい前は廊下を歩いていても笑っている人なんか一人もいなかったんですよ。みんなムスッとして喧嘩売ってんの?って(笑)だからすごく入りづらい。入りづらい病院で有名だったんですよ。

そこからのスタート。そこから少しずつだんだんと『笑顔を届けましょう。』というのが浸透していったのかな。と思いますけどね。


後で佐藤先生が教えてくださったんですが、上記のようにあまりに笑顔がないので職員研修として笑顔講習会というのを行っていた事もあったそうです。

「笑顔は伝染する。相手が笑顔だと優しい気持ちになれたりするでしょ?」と佐藤先生がおっしゃっていました。

今の五色台病院からは想像もできないですが、そんな時代もあったんですね。


そして、五色台病院さんといえば『風通しが良い職場環境』

この番組でもスタッフの意見が上の方たちに届きやすい。というお話しが何度かでてきました。後半は、職員とのコミュニケーションをとる秘訣・工夫を佐藤先生にお伺いしました。


(佐藤先生)院長ミーティングでは管理職の人たちと2週間に1回ずつ各自15分ごとで、いろんな部署の検討をします。そして、その各所属長は自分の部下と同じように15分くらい時間をかけて職場の全員と3ヶ月に1回のローテーションで話をします。

職場って時間をつくらないと、上司としっかり話しをする機会ってないでしょ。毎日しゃべっているし顔を合わせるんだけれど、自分の言いたいこととか悩んでいることを言えないままに1ヶ月2ヶ月と経って、その悩みはもう心の底に溜まってヘドロのようになってしまうと言う事があるので、そこを物理的な時間を取ることによって風を通すことは必要なのかなと思って、僕は所属長とミーティングをしているし所属長も部下とやっています。

 その他にランチミーティングをやっていて、月に2回くらい同じ職場のスタッフ3人の方と僕とが一緒に食事をします。そこでは、特にテーマはなく雑談をしながらお互いに愚痴を言いながら近況報告などをする時間として機会をつくっています。これを法人内のスタッフ全員とやっているので、一回りするのにだいたい3年くらいはかかるんです。「次の会まで辞めないでね。」なんて(笑)。

やっぱり、みなさんの想いがありますから、「僕はこう思う。」って言っても違う想いもあるじゃないですか。僕にも現場はありますが、彼らには彼らの現場がありますから、現場の想いや意見のすり合わせがないと実際に1人で医療はできない。

いろんな人のいろんな想いが融合してチーム医療はできるから、そこは話し合いという場をつくる必要があると思います。

と、スタッフの方々とのコミュニケーションの取り方、病院作りへの想いをお伺いしました。

 

なるほど

けっしてトップだからとあぐらをかかず、いろんな現場の目線に立ちみんなで作り上げて行く。

この番組で様々なスタッフの方がご出演くださいましたが、みなさんちゃんと自分の想いをお話されていたのは上記のような職場環境があったからなんですね。

そして、みなさん活き活きとされていました

 

次回、最終回では五色台病院の様々な取組みについて引続き佐藤院長先生にお話をお伺いいたします。

おたのしみに

 

今日もお付き合い下さいまして、ありがとうございました

みなさまにとって、今日と言う日が晴れやかな1日となりますように。

 

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